事業報告

(2017年度)

事業の概況

 2017年度の事業は、新規保証引受で無担保ローンは前年度を上回ったものの、有担保の引受は減少となりました。保証債務残高は、無担保は自動車ローンが好調で増加しましたが、有担保は、住宅ローンの各金融機関の競争激化等により残高を減らし、期首より426,676千円減少し47,018,737千円となりました。代位弁済額は前年度より4,491千円増加し152,959千円となりました。求償権等の回収については、前年度より5,844千円下回る77,210千円回収することが出来ました。債務保証に係る延滞残高は、前年度より3,527千円減少し201,792千円となり、延滞率は0.42%となり期首より0.01ポイント改善しました。
 一方、2017年度は債務保証損失引当金戻入益が、41,923千円となり、債務保証損失引当金の額は388,568千円となりました。
 結果として、当期一般正味財産増減額は81,757千円となりました。
 また、代弁能力係数は4.87となり、北陸労働金庫の優良保証機関先としての要件(代弁能力係数1以上)を満たしております。

1.重要課題の取組

(1)北陸労働金庫との連携強化

北陸労働金庫の融資拡大に向けたキャンペーンに賛同し自動車ローン・リフォームローン及び教育ローンの特別保証料率を実施しました。また、富山県との提携融資制度である「離職者生活安定資金」「出産・子育て資金」において前年度に引き続き特別保証料率を実施しました。
勤労者が利用しやすい適切な「保証制度」との整備を進めるため、北陸労働金庫と会議を開催し論議を進めてまいりました。
北陸労働金庫富山県内の各営業店を訪問し、課題や要望について意見交換を行いました。

(2)財政基盤の強化・健全化

予算執行の適切な管理・経費の削減に努めました。
資産運用はこれまで北陸労働金庫の定期預金で行ってきましたが、国債等の有価証券による運用も行い、資金運用益の確保を図りました。
自治体に対し預託金要請を行い、昨年と同額の実績となりました。

(3)求償権等の回収の強化

月1回以上、土曜または日曜に督促を実施しました。
県外在住者および行方不明者の督促についてサービサー(債権回収会社)を活用しました。
「6労(勤)信協連絡会」開催し、回収手続き・代弁者への対応及び具体的な回収方法について意見交換を行いました。

(4)関係団体との連携

北陸三県労(勤)信協で構成する「幹事会」・「連絡会」を通じ、共通課題の整備・北陸労金からの要請事項への統一対応・債務保証基準書の整備及び経営改善に向けた手法の検討を行いました。
「北陸三県の労政・労(勤)信協連絡会議」を開催し、各労(勤)信協の事業概況・経営状況を報告し、合わせて勤労者を取巻く現状と信用保証における課題等についての理解と認識を深めてきました。

2.保証引受の状況

(1)新規保証

 新規保証は前年度より158,188千円減少し9,158,672千円となりました。また年度計画に対する達成率は98.59%となりました。

無担保ローン全体で前年度より753,682千円増加しました。個人消費が伸び悩む中にあってキャンペーン効果により主力商品の自動車ローンで425,570千円増加し、フリーローンが182,940千円、教育ローンが162,002千円増加となりました。
住宅ローンは、前年度より719,710千円の減少となりました。

(期首~3月)

(単位:件、千円)

新規保証の表

■商品別新規保証

(期首~3月)

(単位:件、千円)

商品別新規保証の表

(2)保証債務残高

 保証債務残高は、前年度より426,676千円減少し47,018,737千円となりました。無担保ローンは前年度よりも875,764千円増加となりましたが、有担保ローンは前年度より1,302,440千円減少しました。また、年度計画に対する達成率は98.50%となりました。
 商品別では自動車ローンが787,209千円、教育ローンで111,846千円増加しているものの、住宅ローンが1,293,174千円と大きく減少しました。

(単位:件、千円)

保証債務残高の表

■商品別保証債務残高

(単位:件、千円)

商品別保証債務残高の表

(3)代位弁済

 代位弁済は、58件、152,959千円となりました。前年度より無担保ローンは、件数で7件・金額で29,960千円の増加となりました。有担保ローンは件数で6件、金額では25,468千円の減少となりました。また、年度計画額に対し4,959千円上回っています。事由別で、自己破産・民事再生・債務整理の法的処理が、件数割合で全体の46.56%を占め、昨年度と比較をすると13.07ポイント減少しています。

(単位:件、千円)

代位弁済の表

(単位:件、千円)       

代位弁済の表

(4)保証債務の延滞

 2ヵ月以上の延滞は、40件、201,792千円、延滞率で0.42%となりました。延滞率は期首から0.01ポイント改善しました。無担保は、3,449千円増加し21,783千円となり、有担保は、6,977千円減少し180,008千円となっています。また、年度計画額に対して、43,792千円多くなっています。

(単位:件、千円)

保証債務の延滞の表

3.求償権の状況

(1)求償権等の回収

 求償権の回収は、69,910千円となり前年度を4,220千円下回りました。償却求償権・損害金の回収と合わせて77,210千円となり前年度を5,844千円下回りました。

■回収額

(期首~3月)

(単位:件、千円)

回収額の表

(2)求償権残高

 求償権残高は前年度より41,721千円増加し609,848千円となりました。また、期中の償却額は41,327千円となり、前年度償却額より5,532千円減少しました。

■求償権残高

(単位:千円)

求償権残高の表

4.預託金の状況

 富山市を含め10市4町に対して、170,500千円を要請し満額の受入れになりました。

(単位:円)       

預託金の状況の表
ページのトップへ戻る